
農業生産においては収量性や品質、耐病性といった”品種”の持つ力が生産結果に大きく影響するため、品種の選択は極めて重要になります。
当社では、お客様であると同時にアドバイザーでもある生産者の皆様からの貴重なご意見を活かして、より良い品種の開発を続けてまいりました。野菜部門で主力のニンジンは、近年の異常気象に適応した品種、農業人口減少を見据えた”栽培しやすい品種”をご提案し、農業経営の安定と利益向上に貢献しています。また、花き部門ではトルコギキョウを中心に美しさと独創性を備えた品種の提案を続けております。
これからも健康的な食生活に貢献できる”野菜のタネ”、人生を華やかに彩る”花のタネ”をお届けし、農業の発展に貢献してまいります。
とても小さな種子、大きさ・形状にばらつきのある種子など、種子はそのままでは扱いにくいケースが多く、播種作業や間引き作業に大きな労力を要します。
当社の「ペレットコート加工」は、天然鉱物を主体としたコーティング材で種子を包むことにより、大きさ・形状を均一に整え、播種精度を大幅に向上させます。専用の播種器を併用することで作業の更なる効率化も実現します。また、「フィルムコート加工」は種子に着色や農薬添加を施すことで、視認性の向上や病害の防除に寄与します。さらに、休眠打破やプライミングなどの「発芽改良技術」と組み合わせることで、作物生産の要である苗の安定生産に貢献します。


均一で健全な苗作りは、安定した作物の生産に欠かせない重要な工程です。発芽や初期生育、病害対策、施肥管理、作業性など多方面で苗の生産をお助けするのが育苗培土です。
当社の育苗培土は、種子の発芽やその後の生育に適した物理性と肥料処方を兼ね備え、根や地上部を健全に育むことで定植後の活着と生育をサポートします。また、保水性の高さにより高温期を中心に潅水作業の負担を軽減します。
葉菜類向けの製品をメインに、育苗期間の長さに合わせて肥効を調整したネギ専用培土、根鉢形成を助けて移植精度を高めるタマネギ専用培土など、栽培品目や時期に応じた製品を取り揃えて農業生産を足元から支えます。
昔から苗半作と言われ、苗の出来が収穫の半分を左右するほど、苗作りはとても重要な工程であり、多くの時間と労力を必要とします。
当社では約40年前から育苗の分業化の一翼を担うべく、優良な苗生産技術の開発に取り組んできました。現在ではレタス・白菜などの野菜苗やトルコギキョウ・スターチスなどの花苗を生産し、主に長野県内の3ヶ所の農場から全国の生産者に向けて高品質な苗をお届けしています。
当社は温度・湿度・光の管理に加え、潅水や施肥、病害虫対策、適期の見極めなど苗作りの全工程に細かく気配りし、生産者の方々に常に安心してお使いいただける苗の供給を目指しています。 これからも生産技術をさらに高めて、生産者の皆様の収益性向上に貢献してまいります。


作物の栽培に欠かすことができない”水”。安定した農業生産には高精度な”潅水”が必要不可欠ですが、圃場全体に均一に適量の水を与えることは至難の業です。
当社は長年、潅水チューブで”水”を効率的・効果的にコントロールするために穴のあけ方や水の飛び方、ねじれに強いチューブ構造など様々な研究を行っています。当社が提供する潅水チューブは、多くの生産者より使いやすいとの支持を頂いております。また、潅水作業の効率化だけではなく、独自開発の多孔管チューブによって、栽培環境の改善(暑熱対策)も可能としました。
その他にも潅水制御装置、ろ過器、液肥混入機など様々な関連商品を開発しており、皆様とともに栽培の効率化と作物の品質向上を目指しています。さらに潅水資材を用いた街の緑化施設の設計・施工・技術サポートも推進しています。
多種多様な栽培シチュエーションを考慮して適切な施肥管理を行うためには、多くの労力と技術を要します。当社の「元肥一発型肥料」は、設定した時期に肥料成分を溶出する被覆肥料を用いており、肥効が長く、追肥の手間も省けるため、多くの生産者にご好評いただいております。また、即効性が高く、養液栽培にも適した高性能な液肥も提供しています。
さらに近年は、猛暑・干ばつ・集中豪雨などに代表される気候変動の影響により、作物が受けるストレスは一層大きくなり、農業を取り巻く環境は厳しさを増しています。当社では、植物の免疫力を高めるバイオスティミュラント(BS)資材の使用を提案しており、高温や乾燥などの非生物的ストレスによる減収・品質低下を回避し、収量の安定化を図ります。次世代の「サステナブルな農業」の実現に向け、高付加価値な資材で貢献します。
